Symetra Tour (USLPGA下部ツアー)
ミニツアーではありませんが、レディースプロゴルファー対象の本格的トーナメントツアーを紹介します。
「LPGAツアーへの道、そして、さらなる活躍へ」としてLPGAツアーでのプレーを目指すレディースゴルファーのために
設立され、1999年以来、LPGAツアーへの下部ツアーとして存在し続けています。
これまで500人以上のプレーヤーがこのツアーでゴルフの技術を磨き、LPGAツアーでの活躍に繋げています。
2012年はメジャートーナメント1勝を含む10勝をこのツアーの卒業生が成し遂げました。
2011年にはツアーの冠スポンサーとしてSymetra社と複数年契約を結び、
2007年以来、LPGAがこのツアーを正式なLPGAツアーの下部ツアーとして認め、現在はLPGAのもとで
Symetra Tourの運営がされています。
過去数年の卒業生には、Lorena Ochoa, Christina Kim, Grace Park, Lindsey Wright, In-bee Park,
Julieta Granada , Stacy Lewis, Angela Stanfordらがいます。
試合も2016年度には15州に渡って3日間の試合が23試合が行われています。州から州へと移動しながらのトーナメントは、
LPGAツアーと全く同じ形態で行われ、もちろんプロアマも試合前には行われ、近い将来LPGAツアーで戦うための
十分な準備ができる仕組みになっています。
そして、2008年からシーズン終了時のマネーランキングトップ10人の選手に翌年度のLPGAツアー出場資格が与えられることに
なりました。(1999-2002年はトップ3人、2003−2007年はトップ5人でした。)LPGAのQualifying Tournament以外での
LPGAツアー出場資格獲得への嬉しい道を開いてくれます。
このツアーに出場するためには、毎年8月末から始まるLPGAのQualifying Tournament(1次、2次、最終予選)に出場し、 出場資格の順位を得なければなりません。
記憶の新しいところでは、森田遥選手が2015年にフル参戦しLPGAの出場権を狙いましたが、惜しくも賞金ランキング11位に終わり 涙をのみました。
クウォリファイングトーナメント情報 (詳細はこちら・英語)
参加資格は18歳以上、アマはUSGAハンディキャップが4以下
エントリーフィーは2500ドル
2016年度のQTの申し込み締め切りは2016年8月1日
*申込用紙とエントリーフィーはオンラインで受付しています。
管理人のコメント
数年前から日本人選手も毎年数人このツアーに参加しているようです。過去の出場選手で主なところでは、
東尾理子さん、中島真弓さん、国本百恵さん、リンダ石井さん、山口千春さんら、近年では片平光紀さん、野村春京さん、有村智恵さん、
森田遥、永井花奈がいますが、2部ツアー経験者で
LPGAツアーの出場を果たしている選手は東尾理子さん、リンダ石井さん、片平光紀さん、野村春京さん、の4人だけのようです。
日本人にとってはアメリカで1年の大半を過ごしてこのツアーに参加するとなると、言葉の問題、米国長期滞在のための
ビザの取得や移動を続けての参戦のため経費もかなりの準備が必要になりハードルは高いのかと思います。
しかし、試合経験はもちろんですが、異国での人々や異文化との出会いは想像以上に多くの刺激を与えてくれると思います。
優勝賞金は100000ドル〜250000ドルとレギュラーツアーに比べるとかなり低いですが、やはり、マネーランキングトップ10人の選手に
翌年度のLPGAツアーフル参戦の権利が与えられるのはかなりの魅力だと思います。それだけ上位選手たちのレベルも高いです。
毎年管理人は日本人参加選手のサポートの機会をいただいておりますが、受験される選手の年齢層も年々下がってきています。
今後もチャンスが少しでもあれば、ぜひ日本の若いプレーヤーがどんどん挑戦しにきてほしいです。
Symetra Tourのホームページはこちら→click!
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